シンガポール観光局(STB)が依頼し、特撮の円谷プロダクションが製作した最新の観光PRムービーが12日に配信された。ムービーでは、9月に50歳を迎えるマーライオンがスーパーヒーロー‟マーライガー”に変身し、ウルトラマンと手を組んで怪獣を退治する。
「ウルトラマン-シンガポールの新たな力-」の最新版は6分半。「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ」「ジュエル・チャンギ・エアポート」「セントーサ島」「マリーナ・ベイ」など、シンガポールを代表する観光地と特撮バトルを融合した観光PRムービーに仕上がっている。
STBは昨年、日本とシンガポールの外交関係樹立55周年に当たる2021年をSJ55と名付け、日本にいながらシンガポールを体験出来る様々な事業の企画・実施。地球に降り立ってから55年のウルトラマンがイメージキャラクターとして抜擢された。
12日には、若者の街、東京の渋谷で観光キャンペーンイベントが開催され、STBの北アジア地域ディレクターであるマーカス・タン氏は、「昨年はパンデミックにより、記念すべきSingapoReimagine Ultramanキャンペーンにブレーキをかけざるを得なかったが、今年は昨年以上に多くのことが催される」と述べた。
タン氏は「シンガポールは世界とつながる準備ができている」と述べ、「円谷プロダクションとの提携を非常に誇りに思う。日本だけでなく世界中で非常に人気が高いウルトラマンがシンガポールの観光復興プログラムをサポートしてくれるでしょう」と語った。
ウルトラマンシリーズに出演している女優の黒木ひかりさんとのトークセッションでは、ジュエル・チャンギ・エアポートなどの新しいアトラクション、マリーナベイサンズ屋上でのヨガなどのウェルネス体験、チリクラブなどの料理が紹介された。
STBは今後数ヵ月の間に、ウルトラマンとのタイアップでシンガポール航空、ナイトサファリ、高級ホテル(現時点はホテル名は非公開)なども紹介していく。
STBが依頼し、アーティスト集団DPLMTが製作したウルトラマンとマーライガーをフィーチャーした壁画は現在、ハジレーンのショップハウスに展示されている。
※ソース