シンガポールのMICE(会議、インセンティブ、コンベンション、展示会)業界は、今年再開するF1レースと同時期に約25のイベントが開催されるなど、力強い回復をみせている。
パンデミックにより2年間中断していたF1シンガポールGP(FORMULA 1 SINGAPORE AIRLINES SINGAPORE GRAND PRIX 2022)は9月30日から10月2日まで開催。
レース主催者は、3日間の観客動員数が26万8,000人と期待。これは2008年の初開催時の30万人に次いで2番目に多かった2019年大会のチケット販売数に匹敵する。
レース期間とほぼ同時期に開催されるイベントの中には、投資家や企業経営者などが毎年集まり、地域に影響を与える問題について話し合う「ミルケン研究所アジアサミット」(9月28~30日)や、「フォーブス グローバルCEO会議」(9月26~27日)がある。
シンガポール政府観光局(STB)は、F1とほぼ同時期に開催されるイベント数は、パンデミック前の水準と同様になるとし、各専門分野の代表者9万人近くが参加すると見込んでいる。
STBの副長官であるヤップ・チン・シャン氏は、F1のような大規模イベントは、主要なビジネスイベントやインセンティブ旅行をシンガポールに引き寄せるため、MICE産業に大きな利益をもたらすと述べている。
さらにヤップ副長官は、F1とその周辺のビジネスイベントが好調に推移していることは、ビジネスやレジャーの目的地としてシンガポールが引き続き魅力的であることを示していると指摘した。
※ソース

F1's return boosts Singapore's Mice industry, with 25 major events timed around race period
Events happening around the race period include the Milken Institute Asia Summit and Forbes Global CEO Conference. Read more at straitstimes.com.