2023年の新車販売台数でトヨタがメルセデス・ベンツを抜き去り首位の座を奪還した。年間販売台数には、並行輸入業者による販売は含まれていない。
陸運庁(LTA)の統計によると、トヨタの正規代理店であるBorneo Motorsは、2023年末時点で3,857台を販売した。トヨタは下半期(7月~12月)に販売が加速し新車販売台数の60%を占めた。また販売台数の少なくとも30%はフリート事業者向けだった。
トヨタのベストセラーモデルは、2023年1月に発売されたカローラ・クロスを含むハイブリッド車。Borneo Motorsは、2024年に人気がさらに高まるとみているハイブリッド車と、これまではレクサスの車種に限られていた電気自動車のラインナップを拡大していくという。
2022年に、数年ぶりにトヨタとBMWを上回りシンガポールで最も売れた自動車ブランドとなったメルセデス・ベンツの正規代理店であるCycle & Carriageの販売台数は3,850台だった。BMWの3,379台に留まった。
2023年のベストセラーブランドのトップ10は、わずかな台数でランクインを逃したアウディを除き、前年とほとんど変わらなかった。
また、2023年は電気自動車(EV)が台頭し、5,467台が販売された。2023年の新車販売台数30,225台のうち18.1%を占め、前年の11.7%から上昇した。
EVでは、BYDが1,416台を販売して断トツのトップで、テスラ(941台)、BMW(789台)、現代自動車(694台)、メルセデス(537台)が続いた。中国ブランドはわずか3モデルながら国別の販売台数で4位に浮上した。一方、EVではトヨタ、メルセデス、BMWといったブランドがシェアを落とした。
※ソース
Toyota tops 2023 new car sales in Singapore by a whisker, EVs get 18% of market
Among EVs, BYD leads with 1,416 units sold. Read more at straitstimes.com.