オミクロン変異株派生型「BA・4」と「BA・5」による感染症例が増加するなか、27日にワクチン接種チームを派遣する巡回型接種が国内3カ所で開始された。
シンガポールではブースター接種を受けていない60歳以上の高齢者が80,000人おり、移動が困難なブースター未接種の高齢者向けに、巡回型接種会場を開設。今後は50ヵ所で巡回型接種を実施する。
オン・イエクン保健相とともに巡回型接種会場の1つYishun地区Nee Soon Centralを視察したローレンス・ウォン副首相は、改めてワクチン接種と追加接種(ブースター接種)の重要性を強調した。
ウォン副首相はオミクロン変異株派生型「BA・4」と「BA・5」による感染が増加していることにも触れたが、現時点ではコロナ関連の安全管理措置を強化するには至らないとの見識を示した。
シンガポールでは6月13日から19日までに「BA・4」と「BA・5」による感染症例が全体の30%を占め、前週の17%を上回ったが、同派生型感染による重症化など統計がなく、現段階では医療機関で十分な対応ができると判断。
一方で副首相は、派生型による感染については警戒する必要があり状況を注意深く監視していくとし、7月中に各世帯に即時抗原検査(ART)キット10個を配布すると発表した。
さらに、3月29日からは屋外のマスク着用が任意となっているが、特に人込みの多い場所でのマスク着用を推奨した。
※ソース

No need to tighten Covid-19 measures for now but this cannot be ruled out: Lawrence Wong
All households will receive 10 ART kits from next month. Read more at straitstimes.com.