【シンガポール】学習到達度調査(PISA)、3分野全てで1位はシンガポール

シンガポール
WOKANDAPIXによるPixabayからの画像

経済協力開発機構(OECD)が世界81の国と地域で、15歳の生徒に対して行った学習達成度調査(Pisa)で、シンガポールが3分野全てで1位となった。

Pisaは科学的リテラシー、数学的リテラシー、読解力の3つの分野について3年ごとに実施されており、新型コロナの影響で2021年に予定されていた調査が2022年に延期された。

149の中等学校と15の私立学校の生徒6,606人の成績に基づき、シンガポールは2022年の国際学習到達度調査において、3つの分野で第1位となった。前回の2018年調査では、シンガポールは中国に次いで2位だった。中国は調査実施時に学校が閉鎖されていたため、今回の調査には参加していない。

2018年調査と比較すると、Pisa 2022に参加したシンガポールの生徒は数学の成績を維持し、科学では大幅に向上したが、読解では成績がわずかに低下した。教育省は、シンガポールの生徒の読解力の低下は他の多くの国の生徒と同様であり、読書習慣の世界的な変化の影響を反映している可能性があると述べた。

また、最新の調査結果では、シンガポールは成績優秀者の割合が引き続き高いことが示された。例えば数学では41%、科学では24%、読解では23%が成績優秀者だった。一方で成績下位の生徒は読解で11%、数学と科学で8%と少なかった。

MOEはプレスリリースの中で、Pisa 2022の結果は、別の国際的なベンチマーク調査である国際読解力調査 (Pirls)の結果と合わせて、シンガポールの教育システムの回復力を確認するものであると述べた。

5月に発表されたPirlsの結果では、シンガポールの小学4年生の読解力が世界トップとなった。MOEは、この結果は、パンデミックを通して生徒の学習と健康をサポートした学校と教師の献身的な努力を反映していると述べた。

※ソース

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