シンガポール航空(SIA)グループは15日、5月の利用実績を発表した。シンガポール航空(SIA)とスクートの合計での5月の旅客数は170万人を超え、前年同月の14倍を記録。旅客数は前月比では17.4%増加した。
4月に国境規制が緩和されてから、旅行需要が北アジアを除いて回復傾向を見せており、同グループによると5月の乗客定員数は前月より4%増加し、コロナ前の61%に達した。
また5月は座席利用率が78.2%で、前月から5.5%増加した。前年同月比では63.9%増加しパンデミックが始まって以来最高となった。
貨物積載率は前年比22.3ポイント減の65.4%となった。貨物容量は、ネットワーク全体での旅客便の再開を背景に30.2%増加した。一方、中国でのコロナ規制で貨物の積載量は3.0%減少した。
SIAは、5月にインドネシアのメダンへの運航を再開し、スクートは中国の南京市へのサービスを再開したと述べた。
5月末時点で、SIAのグループ旅客ネットワークはシンガポールを含む97の目的地をカバー。SIAは72都市へ、スクートは46都市に就航している。
シンガポールは4月に国境制限を緩和し、ワクチン接種完了者に対して隔離と到着時のCOVID-19検査なしで受け入れを再開した。出発前のコロナウイルス検査の要件も撤廃さた。
※ソース

SIA Group’s passenger traffic continues to rise in May amid 'strong recovery' in air travel
SINGAPORE: More than 1.7 million passengers flew on Singapore Airlines (SIA) and Scoot in May, a 14-fold increase from a year ago as the air travel sector conti...