【シンガポール】エネルギーコスト上昇で、バス・鉄道運賃最大5セント値上げ

シンガポール

公共交通評議会(PTC)は12日、エネルギー価格の上昇に伴い、バスと電車の運賃値上げを発表した。12月26日から最大5セント値上げされる。

交通系ICカードEz-linkカード(大人用)では、8.2kmまでは4セント、8.2km以上は5セントそれぞれ値上げされる。MRT東西線のBoon Lay駅からClementi駅までの8.2kmの距離の運賃は現在の1.41シンガポールドルから1.45シンガポールドルとなる。

PTCの統計によると、バスやMRTを利用する成人54%の移動距離は8.2km未満とのこと。

学生、高齢者、低賃金労働者、障害者の運賃を低く抑えるため、割引カードでの運賃の引き上げは1回につき1セントを上限とする。

また、低・中所得世帯(1人当たりの世帯月収が1,600シンガポールドルまでの世帯)を支援するため、政府は1枚30シンガポールドル相当の公共交通バウチャーを60万枚配布し、運賃カードのトップアップや定期割引カードの購入に利用できるようにする。

定期割引カードと大人用定期パスの価格はこれまでと変更なく販売される。バスの現金運賃は値上げはせず、2019年から3年連続で据え置かれる。

※ソース

Bus, train fares to increase by up to 5 cents due to rising energy costs: Public Transport Council
From Dec 26, adult card fares will increase by 4 cents for journeys of up to 8.2km. For journeys longer than 8.2km, fares will increase by 5 cents.
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