コンサルティング会社マーサーが実施した2023年の海外駐在員向け「生活の質(Quality of Living)」調査で、シンガポールはアジアで最高位にランクされ、世界全体ではアデレードと並びの29位だった。
マーサーは、政治・社会環境、健康、教育、レクリエーション、住宅など39の要素から、世界450以上の都市の生活環境を分析。
2019年のパンデミック前に発表された前回のランキングでもシンガポールはアジアでトップにランクされたが、世界ではトップ10に入ったことはない。
今年の総合ランキングではウィーンはが首位の座を維持。活気ある文化シーン、建築、歴史が高く評価された。2位はスイスのチューリッヒで、政治的安定性と質の高いインフラが評価され、3位のオークランドは高水準の医療と文化的ダイナミズムで賞賛された。そのほか、デンマークの首都コペンハーゲンとスイスのジュネーブが4位と5位にランクされた。
西ヨーロッパの都市が大半を占めるトップ10の中で、北米からはカナダのバンクーバーが唯一8位に入り、アウトドア・レクリエーションと国際的な生活が評価された。
マーサーのグローバル責任者であるイボンヌ・トラバー氏は、「現在の世界情勢は、地政学的な混乱や自然災害、その他の経済的な課題によって影響を受けており、これらすべてが都市とその人材の誘致・維持能力に大きな影響を及ぼしている」と述べている。
These are the 10 cities with the best quality of living:
1. Vienna, Austria
2. Zurich, Switzerland
3. Auckland, New Zealand
4. Copenhagen, Denmark
5. Geneva, Switzerland
6. Frankfurt, Germany
7. Munich, Germany
8. Vancouver, Canada
9. Sydney, Australia
10. Dusseldorf, Germany
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