【シンガポール】12月の小売売上高、前年同月比0.4%減  

シンガポール
The watches and jewellery sales numbers grew by 6 per cent, while that for the food and alcohol industry rose 4.4 per cent. PHOTO: ST FILE

シンガポール統計局(SingStat)の発表(2月5日)によると、2023年12月の小売売上高は前年同月比(季節調整済み)で0.4%下落した。半数以上の業界で売上高は下落。前月比では季節調整済みで1.5%下落した。

DBS銀行のエコノミスト、チュア・ハン・テン氏は、12月の小売売上高が落ち込んだのは、多くの消費者が海外旅行にでかけていたこと、11月のオンライン・ショッピング・イベントで消費者がすでに買い物を済ませていたこと、賃金の伸びが鈍化する中、支出に慎重さが見られたことなどが複合的に影響したためだと述べた。

OCBC銀行のチーフ・エコノミスト兼グローバル市場調査・戦略責任者であるセレーナ・リン氏は、2024年1月の物品・サービス税(GST)の1%引き上げに先立ち、駆け込み需要が大いに期待されたが実際は買い控えがみられたことを指摘。同氏はまた、学校休暇中に海外旅行をするシンガポール人が増えたことが小売売上高の下落に繋がっと付け加えた。

2024年の小売売上高についてリン氏は、国内の労働市場があまり冷え込まず、観光客の来訪と観光収入が改善すれば、前年比3%から4%まで改善する可能性があると述べた。

12月の小売総売上高は47億ドル。このうち電子商取引(EC)は13.1%を占め、11月の15.3%を下回った。オンライン小売売上高は、コンピューター・通信機器売上が49.2%、家具・家庭用機器売上が31%、スーパーマーケット・ハイパーマーケット売上が12.1%を占めた。

小売売上高が減少したのは、レクリエーション用品、光学製品、書籍、家具・家庭用機器など。レクリエーション用品は、主にスポーツ用品の需要減により、前年同期比12.3%下落した。光学機器と書籍はそれぞれ11.8%減、家具と家庭用品は8.5%下落した。

売上高が前年同月比で増加したのは14業界中4業界のみで、自動車が23.8%と最大の伸びを記録した。時計・宝飾品小売業は宝飾品の需要増により6%増となった。食品・アルコール産業は4.4%増だったが、2022年初頭以来最も低い業績だった。DBS銀行のチュア氏は食品・アルコールの低迷は、外国人観光客減少の影響もあると指摘している。

飲食サービス業の売上高は前年同月比0.3%増と、11月の1.6%増から落ち込んだ。季節調整済み月次ベースでは1.9%の減少となった。レストランは4.8%減、ファーストフード店は2.9%減と落ち込んだが、ケータリングは14.5%増、カフェ、フードコート、その他の飲食店の売上高は3.8%増だった。

※ソース

Singapore retail sales dip 0.4% in December, reversing November’s rise
Only four of 14 industries recorded year-on-year growth in sales in December 2023. Read more at straitstimes.com.
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