【シンガポール】SATS、Worldwide Flight Services買収へ

シンガポール
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空港地上業務および機内ケータリングサービスを手掛けるSATS社が、航空貨物ハンドリング会社のWorldwide Flight Services社の買収に向けて交渉中であることが21日に明らかになった。

関係者によるとシンガポールの上場企業である同社は、買収のための資金調達の可能性を探っており、両社が合意に達すれば早くて数週間のうちに発表される可能性があるという。

Worldwide Flight Services社は現在、プライベート・エクイティのオーナーであるCerberus Capital Management社が所有。

SATS社は、買収額が30億米ドル程度になるとする関係者の話を引用した先のBloombergの報道に反論しており、審議は継続中で、詳細はまだ変わる可能性があるとしている。

1971年に設立されたパリに本拠を置くWorldwide Flight Services社は、世界最大の航空貨物取扱業者で、同社のウェブサイトによれば、20カ国以上の主要空港160カ所以上で営業している。

同社はまた、航空会社にグランドハンドリングサービスや技術サポートも提供。年間売上高は13億ユーロ。Cerberus Capital Management社が2018年、Platinum Equity社から約12億ユーロでこのフランス企業を買収した。

SATS社は2022年6月30日に終了した第1四半期の業務報告で、インフレにも関わらず旅行と貨物量の増加が継続すると予想されるため、オペレーションとキャパシティーを増強していると述べた。

同社は4-6月期に3430万ドルの営業損失を計上。最後に行った大規模な買収は2009年で、機内食サービスを拡大するためにテマセクが保有するSingapore Food Industriesの株式3億3450万ドルを取得した。

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