【シンガポール】F1シンガポールGP契約延長、2028年まで開催

シンガポール

シンガポール政府観光局(STB)とシンガポールGP Pte Ltdは1月27日、F1グランプリ開催契約が延長されたことを明らかにした。シンガポールにとって4回目の契約延長であり、7年間の契約期間はこれまでで最長となる。

マリーナ湾岸地域に特設された市街地コースで開催される夜間レース「F1シンガポールGP」は過去2年、新型コロナウイルスのパンデミックの影響で開催が中止となったが、新たに契約が締結されたことで今年9月30日から10月2日まで開催されることが決定した。

Sイスワラン運輸相兼貿易担当相は、F1がシンガポールにもたらす利益を考慮した結果、さらに7年間開催することを決定したとし、この契約更新は「活気に満ちたライススタイルを持つグローバル都市」としてのシンガポールのステイタスを維持し再び海外からの訪問者を魅了すると述べた。

さらにSイスワラン運輸相は、F1レースは大きな経済効果をもたらすだけでなく国際的にシンガポールのブランド価値を高めてくれるイベントだと皆が認識していると強調した。

F1レースはシンガポールに利益と雇用を生み出す一大イベントであり、2021年開催の中止が決定した後も、Sイスワラン運輸相はシンガポール開催の新たな契約更改について話し合いが進行中であることを明らかにした。

今年からは環境問題に配慮し、STBとレースプロモーターであるシンガポールGPはF1レースでの二酸化炭素排出量を削減してより、持続可能なビジネスモデルへの移行を促進する。ニュースリリースでは、再生可能エネルギー源への切り替え、リサイクルの取り組みの強化、持続可能な材料への切り替えを進めていくと表明。

またF1は、輸送の効率化や物流網の持続可能性の確保のため監査を実施し、2030年までにF1レースをネットゼロ(温室効果ガス排出量ゼロ)スポーツにすることを目指している。

シンガポールGPはF1初のナイトレースとして、2008年に初開催。前回、開催契約が発表されたのは2017年9月であり、期限は2021年までとなっていた。

ソース

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