シンガポールの至る所で見かけるホーカーセンター(廉価な飲食店の屋台や店舗を集めた屋外複合施設)がニューヨークに上陸する。
ニューヨークで開業される初めてのホーカーセンターは、シンガポールのストリートフードの食品評論家として広く知られMakansutraの創設者であるKF Seetoh氏が主導、監修。
20日のSeetoh氏Instagram投稿によると、ホーカーセンターはUrban Hawker(アーバンホーカー)という名称で、タイムズスクエアから数ブロックの135 West 50th Streetで9月21日にソフトオープン、同月28日にグランドオープンする。
アーバンホーカーは、17の店舗を擁し、そのうち11店舗はシンガポールから直接出店。センター内14,000平方フィートのスペースに200席の店を構える。
「ニューヨークで何かが起こると、世界中が注目しますし、私たちのホーカーズは誇れるものです」と、Seetoh氏はNew York Daily Newsに語っている。
アーバンホーカーは、2013年にシンガポールで開催されたWorld Street Food Congressで、Seetoh氏が有名シェフの故Anthony Bourdain氏に出会ったことから始まったアイデアだ。2018年に亡くなったBourdain氏は、ニューヨークでホーカーフードを紹介する“Anthony Bourdain Market”を立ち上げようと、Seetoh氏に手を差し伸べていた。
Seetoh氏はオンラインポータルのSecretnyc.coに対し、シンガポールの伝統(食)を世界に紹介することを決意し、何年もかけてアーバンホーカー開業に向け取り組んできたと語っている。
またSeetoh氏は、「私はいつも、私たちのホーカーフードが世界で愛されるようになると信じています。なぜならそれは世界にも愛される良質で質素な伝統料理だからです」と述べている。
Makansutraのウェブサイトの投稿によると、シンガポールからの出店するのは以下の通り。
Wok & Staple by Dragon Phoenix
Ashes Burnnit(マレーバーガーホーカー)
Daisy’s Dream(ペラナカン料理店)
chicken rice from Hainan Jones
Padi@Bussorah(マレー・インドネシア系カフェ)
Mamak’s Corner(インド屋台)
白米粉(Sembawangで有名なチェーン店White Restaurant)
Kopifellas(Modコーヒー店)
Prawnaholic(福建式海老麺)
Joe and Mr Fried Rice(海南洋食店) など
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