HSBCは調査報告書「The Rise Of Asian Wealth」のなかで、シンガポールの人口に占める富裕層の割合が今後8年間で豪州、米国、中国を上回り世界一となると言及している。
保有資産額100万米ドル(138万シンガポールドル)以上の資産を持つ富裕層の割合は2021年に7.5%だったが、2025年には9.8%に、2030年には13.4%に上昇すると予測している。この調査は、市民と永住権保持者からなる居住者人口が対象。
アジア太平洋地域では、2021年時点で人口に占める富裕層の割合が最も高かったのは豪州(8%)。シンガポールは2番目だった。2030年には、同域内でシンガポールが1位となり順位が入れ替わるとの見方が強い。
同域内における富裕層の増加は2035年まで続き、その割合はシンガポールで17%、豪州で15.1%、香港で14.6%に達すると予測している。
また報告書によると、25万米ドルの富を持つ住民の割合は、2030年までにシンガポールが67%にまで上昇し、豪州の70.8%に次ぐ2番目となりそうだ。
HSBCは、富裕層の資産を測定するために、銀行にある現金と株式や債券などの有価証券への投資額をもとにし、不動産(持ち家を含む)については、住宅ローンの残高を差し引いた上で、保有額を算出している。
※ソース
S'pore will have more millionaires per population v US, China by 2030: HSBC
Last year, 7.5% of Singapore's citizens and permanent residents had wealth of at least USm. Read more at straitstimes.com.