アジア初のアクションスポーツ施設“Trifecta By The Ride Side”が10月28日にオーチャードロードの中心部にオープンする。ボード系スポーツに特化しており、国内にいながらサーフィンやウィンタースポーツを学ぶことができる施設として注目されている。
サーフアリーナ、スノーアリーナ、スケートアリーナからなるアクションスポーツ施設は、オリンピック競泳プールの4個分に相当する4,609平方メートルのスペースを有する。屋内でサーフィン、スキー・スノーボード、スケートボードが楽しめるよう、各アリーナに工夫が施されているのが特徴だ。
サーフアリーナは、独系企業Citywaveによる人工波シミュレーターが導入されており、オリンピックサイズの深水ウェーブプールで幅10メートル高さ1.5メートルの波を生成。各セッションでは1時間あたり12人が本格的なサーフィンを学ぶことができる。
常夏のシンガポールでウィンタースポーツが楽しめるスノーアリーナでは、自然の山岳地形を模倣するための速度シミュレーターと方向移動が備わったVRスキーシミュレーターが搭載されており、同時に6人がスキー・スノーボードを体験できる。また、エアバッグとドライスロープが設置された「フリースタイル」エリアでは、安全な環境でジャンプやバックフリップなどの技を試すことも可能だ。
スケートアリーナは、スケートボードとサーフスケートの両方が楽しめる世界初のハイブリッドスケートボウルで、バリの人気スケートパークのスケーターらによって、隣接するサマセットスケートと調和するようにデザインされた。
「アジアではボードスポーツへの関心が高まっているにもかかわらず、学んだり観戦したりする場所がない」との理由が、Trifecta発案のきっかけだったというThe Ride Sideの共同創設者Daphne Goh氏。ボードスポーツを愛する全ての人にスキルを磨いてもらい、その経験を多くの人と共有して欲しいと同氏は語っている。
オーチャードロードの大規模な再活性化計画の一部として2022年4月にシンガポール観光局が主催する観光業界会議で初めてTrifectaの全貌が発表された。
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