シンガポール商業信用局(SCCB)が20日に発表したデータによると、国内企業の支払い実績は3四半期連続で改善を続けている。
SCCBのオードリー・チア最高経営責任者は「小売・卸売両部門で若干の悪化が見られたものの、特に支払遅延は2022年第2四半期以来、ほぼ2年ぶりの低水準を記録した」と述べた。
支払遅延は前期比0.03ポイント減の44.12%、前年同期比では0.1ポイント減であった。
第1四半期の迅速な支払いは、前四半期比0.02%ポイント改善し41.07%となり、前年同期比0.04%ポイント増加した。
支払いが「迅速な支払い」と分類されるのは、合意された支払期限内に請求書総額の90%以上が支払われた場合であり、「支払遅延」とは、合意された支払期限内に請求書総額の50%未満しか支払われなかった場合を指す。
一方、部分支払いは、第1四半期に前四半期比0.01ポイント増の14.81%となった。前年同期比では0.06ポイント上昇した。「部分支払い」とは、請求総額の50%から90%が合意された支払い条件内で支払われることを指す。
調査対象となった5業種のうち、建設業、製造業、サービス業の3業種で、支払遅延が前四半期比で減少。前年同期比では、建設業、小売業、サービス業で支払遅延が減少し、支払実績が改善した。
※ソース
Slow payments by Singapore firms fall to 2-year low: SCCB
A payment is deemed "slow" when less than 50 per cent of total bills are paid within the agreed terms. Read more at straitstimes.com.