全国スポーツ参加調査(National Sports Participation Survey, NSPS)によると、週1回以上の運動・スポーツ実施率が2022年は74%に達し、2021年から2ポイント上昇し過去最高となったことが分かった。
NSPSは文化社会青年省 (Ministry of. Culture, Community and Youth : MCCY) 傘下のスポーツ・シンガポール(SportSG)が13歳以上の国民と永住権保持者を対象としたスポーツライフに関するシンガポール唯一の全国調査で、2015年からは毎年実施されている。
27日に発表された4500人を対象とした調査の結果では、「少なくとも週に1回」は運動すると回答した人の割合が2015年時の54%から上昇傾向にあり、運動頻度も「週2回以上あるいは少なくとも週3回」の実施率が44%と2021年の41%から増加した。
また、種目別運動・スポーツでは、パンデミック時の安全管理措置の中で、屋外での活動や「施設に依存しない活動」であるウォーキング、ジョギング、柔軟体操をする人が増えたことも示された。その他ではサイクリングと水泳も人気の種目だった。
年齢別ではバドミントン、バスケットボール、サッカーのような比較的激しいスポーツは10代に、ウォーキングや気功など体に大きな負担がかからない運動は60歳以上の高齢者に好まれたことも結果に表れた。
SportSGは長年にわたり、より多くの人々に健康的なライフスタイルを送ってもらうため、さまざまなスポーツプログラムを導入し、複数の施設を建設してきた。2022年3月には、コミュニティ・ランやその他の取り組みを通じてスポーツへの参加を活性化させることを目的とした2,000万ドルの「Bring Sport Back」計画を発表した。
SportSGは昨年6月に健康促進委員会とSingapore Physical Activity Guidelinesの改訂版を発表し、成人が中強度の運動を週に150~300分行うことを奨励している。SportSGのアラン・ゴーCEOは、人々が健康でいられれば、個人にとっても医療制度にとってもメリットがあると語っている。
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