英・大学評価機関クアクアレリ・シモンズ(QS)が3月22日に発表した2023年度版科目別(研究分野別)QS世界大学ランキングによると、上位10位に入った科目数でシンガポールは昨年に続いてアジアでトップだった。
シンガポールでは5つの大学の91の科目がランク付けされた。そのうちシンガポール国立大学(NUS)と南洋理工大学(NTU)で合計19科目が世界ランキング上位トップ10入りした。
NUSは美術史、土木構造工学、地理学など14科目が上位10位にランクされた。上位50位には40科目がランクされた。NTUは、材料科学、コミュニケーション・メディア研究、工学系3分野など計5科目が上位10位にランクされた。
また、シンガポール経営大学(SMU)は、ビジネス・経営学(43位)と会計学(49位)の2つ科目が上位50位にランクされた。
QSランキングは、世界93カ国・地域の1,594大学(アジアの388大学を含む)の15,700以上の個別科目のパフォーマンスについて、独立した比較分析を提供し、51の科目と5つに大別した学部学問領域を調査対象としている。
シンガポールは2022年のランキングに引き続き、上位10位に入った科目数で中国、日本、香港の大学を上回ったが、調査対象となった91科目中49科目でランクが低下した。2022年の科目ランキングでは、NUSとNTUで合計23科目が世界のトップ10にランクされた。
QSのシニアバイスプレジデントであるベン・ソウター氏は、シンガポールの大学は、世界の高等教育エコシステムの頂点で活動することに慣れてしまい優れた質を維持するという問題に直面していると指摘している。
※ソース

NUS and NTU are top two Asian universities again in subject rankings
The QS World University Rankings by Subject ranked 91 programmes at five Singaporean universities. Read more at straitstimes.com.