【シンガポール】ニュートリグレード表示の義務化拡大、糖尿病対策の一環

シンガポール
MYCCFによるPixabayからの画像

砂糖摂取量の減少に繋げる政府の取り組みとして導入された「ニュートリグレード」表示の要件が、淹れたてのコーヒー、搾りたてのジュース、バブルティーなどにも拡大される。

保健省(MOH)は6月30日、「ニュートリグレード」表示の義務化について最新情報を公表した。これによると、糖分と飽和脂肪の含有量を示す「ニュートリグレード」表示が12月30日以降、ゼリー、アイスクリーム、ホイップクリームなどをトッピングしたドリンクにも義務付けられる。

また、表示の義務化は、食品販売店やケータリング業者だけでなく、職場、学校、医療機関など、小売店以外の場所で販売される飲料にも適用される。さらに、実店舗だけでなくオンラインで販売されるドリンクメニューにも表示が求められる。

しかし、作り立ての飲み物を提供する業者が直近の会計年度の売上高が100万ドルを超えていない場合、あるいは提供先が10店舗未満である場合に限り、当初は表示の義務化が免除される。

表示の義務化を怠った場合、初犯で最高1,000ドルの罰金が科せられる。それ以降の違反については、有罪判決を受けた者は最高2,000ドルの罰金を科される可能性がある。

「ニュートリグレード」は飲料中の糖分と飽和脂肪の含有量に基づきA~Dの4段階の等級がつけられもので、グレードDが最も含有量が多い。砂糖や飽和脂肪の含有量が多い包装済み飲料については、2022年12月30日から表示が義務付けられている。

なおシンガポールでは糖尿病が大きな社会問題となっていることから、糖分や飽和脂肪の含有量が非常に高いグレードDの飲料の宣伝は禁止されている。

※ソース

Drink toppings such as bubble tea pearls, whipped cream must have sugar level labels by Dec 30
Physical and online menus will also have to carry the Nutri-Grade label. Read more at straitstimes.com.
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