環境省(NEA)はホーカーセンターでの清掃員による手作業の負担を軽減するテーブル清掃ロボットの試験導入について一般競争入札を行う。テーブル清掃ロボットは2カ月間試験的に導入される予定だ。
テーブル清掃ロボットはホーカーセンターの清掃員の高齢化と人手不足を補うことを可能にすると期待されているものの、自律型システムの開発には時間がかかるとみられている。
NEAによると、‟トレイ返却の義務化”により、清掃員の作業負担が大幅に軽減された一方で、空いたテーブルの清掃は未だ手作業のため、これを自動化したい考えだ。
2021年6月にトレイ返却が義務化されたが、一般的に清掃員はテーブルの清掃だけでなく、使用済みの食器、カトラリー、食べ残しなどをトレイ返却ステーションで分別して片づけ、使用済み食器類などを洗浄している。
NEAの入札仕様書によると、求められているのは1分以内にテーブルを清掃し、さらに1分以内にテーブル間を移動でき、清掃員をサポートするだけでなくテーブルの清掃をより迅速に行うことができる自律型テーブル清掃ロボットだ。商業化できれば、世界で最も早く量産されるテーブル掃除ロボットのひとつになるかもしれないと言われている。
南洋理工大学機械航空工学部のファム・クアン・クオン准教授によると、自動床掃除ロボットの技術は広く実用化されているが、テーブルを清掃できるものはまだ開発も初期段階だという。
ファム准教授によるとGoogleは2021年11月にスクイージーでテーブルを拭くことができるロボットを開発したが、現在に至るまで商業化できるほどのレベルにはないという。
※ソース

NEA exploring table-cleaning robot at hawker centres to support manual labour
A two-month trial of the robot will be conducted at a hawker centre. Read more at straitstimes.com.