ユナイテッド・オーバーシーズ銀行(UOB)が3月25日に発表された第1四半期のデータによると、ポップスター、テイラー・スウィフトのコンサートが開催された3月4日から10日にかけて、同行が発行したクレジットカードおよびデビットカードの決済額が前週比で35%急増した。
決済額は衣料品店で85%増、交通・旅行で80%増、アミューズメント・娯楽で50%増など、観光関連のほぼすべてのカテゴリーで急増。ホテルはカード決済額が45%近く増加し、飲食店では30%以上増加した。
UOBは、テイラー・スウィフトのThe Eras Tourのシンガポール公演が開催されたシンガポール・スポーツ・ハブに近いマリーナ・ベイ地区と中央ビジネス地区におけるカード利用額が、全国水準を上回ったと指摘した。
コンサートチケット購入のカード決済額は3,000万ドル以上を記録し、シンガポールに登録されたカードによる決済総額の約75%を占めた。マレーシアでは決済総額の10%以上を占め、タイとインドネシアそれぞれ5%以上を占めた。またコンサートチケットを購入したUOBカード会員のほぼ3分の1は、シンガポール国外のUOBで発行されたカードを使用していた。
またUOBによると、The Eras Tourのシンガポール公演の発表から一般販売期間終了までの2023年6月21日から7月7日にかけて、UOBカードの申込件数が前月比約120%急増した。同期間に、新規カード顧客の申込みは75%以上増加し、新規銀行顧客の申込みは、主要クレジットカードの申込みだけで50%以上増加した。
カード申込件数が急増した時期は、UOBの顧客限定で実施されたThe Eras Tourの先行販売イベントと重なり、25歳から29歳のクレジットカード申し込み件数が4%増加した。
前売りチケットは2023年7月5日の発売開始当日にすべて完売し、最初の10分間で100万枚以上のバーチャル・キュー・ナンバーが発行された。
※ソース
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