シンガポール政府観光局(STB)の最新の統計によると、10月の外国人観光客数は112万5,948人で9月の113万757人を下回った。来訪客数は3ヵ月連続の減少となった。前年同月比では37.8%増加した。
来訪客数を国別にみると、インドネシアが再度トップとなり、前月の17万5,601人を上回る18万881人が来訪。前月の13万5,677人を下回る12万2,764人だった中国が2位となった。
3位はマレーシア、オーストラリアを上回ったインドで、9月の8万1,014人から9万4,332人に増加した。4位マレーシアからは8万8,641人が来星したが、9月の8万9,384人から減少した。5位オーストラリアは8万8,032人で、こちらも前月の10万4,497人から減少した。
DBS銀行のアナリスト、ジェラルディン・ウォン氏は、2023年の来訪客数のパターンは季節的傾向を反映しており、特に中国人観光客は7月と8月に増加したが9月と10月は減少したと指摘した。
一方で、中国市場に関して同氏は、安全上の懸念からこの数カ月、中国からのアウトバウンドがタイや日本を避ける傾向にあったが、多くの中国人が10月の国慶節ゴールデンウィーク(10月1日から7日)を国内旅行で過ごしたため、中国人需要の増加を期待していたホテル関係者を失望させたと述べている。
1~10月までの来訪客数は約1,130万人。STBは通年で1,200万人~1,400万人の来訪客数を見込んでおり、1,350万人に達するペースで推移している。
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