フィンテック大手のWISEは3月7日、WISEアプリの決済機能がシンガポールの電子決済サービス「PayNow」のネットワークに接続したことを発表した。
シンガポールはWISEアプリの決済機能が導入された最初の国となり、シンガポールを訪れる観光客はWiseアプリのQRコードスキャンから商品やサービスの支払いが可能となる。
手続きは他の多通貨決済アプリとほぼ同じで、ユーザーのワイズ口座から引き落とされる。シンガポール・ドルの残高から直接引き落とされるか、通常グーグル検索で見つけることができる中間の市場レートで他の通貨で換算される。
アプリには、ユーザーが支払いを確認する前に、手数料と最終的な請求額が表示される。
WISEはすでに、同様の機能を持つデビットカードを提供している。世界全体で400万枚以上のカードを発行しており、毎月約3,300万件の取引を処理している。
アジア太平洋地域拡大責任者兼シンガポール・カントリー・マネージャーであるシュラワン・サラオギ氏は、ストレーツ・タイムズ紙に対し、今回アプリの決済機能が導入されたことにより、通常デビッドカードでの決済を受け付けていないホーカー・センターなどの場所でも支払いができるようになると語った。
WISEはアプリによる支払い機能を、今後は他の市場にも順次導入していく予定だという。
※ソース
Wise to allow visitors in Singapore to scan and pay through its app
Singapore will be the first country to get the feature, with other markets to follow. Read more at straitstimes.com.