タイ政府が6月9日に大麻の栽培と大麻入り飲食物の消費を合法化したことに対し、複数の国がタイへの旅行者に大麻の所持や使用について警告している。
インドネシア、韓国、日本などのタイ大使館も、タイ人に対して、大麻所持や使用は他国では違法であり、場合によっては死刑判決が下されることもあるとし、大麻や大麻関連商品をこれらの国に持ち込こまないよう注意勧告を行っている。
シンガポールや中国は海外に在住する国民に対して、いかなる場合でも大麻を使用しないよう呼び掛けている。
シンガポールの中央麻薬捜査局(Central Narcotics Bureau:CNB)は薬物乱用法のもと、シンガポール市民や永住権保持者が海外で大麻を消費したことが判明した場合は、薬物乱用違反の罪に問われると強調。海外での薬物使用に関しては、禁固10年と罰金20,000Sドルが科せられる。
CNBはタイの大麻合法化に関しては、既得権益を持つ政党が合法化を推奨してきたと述べ、大麻は医学的メリットをもたらすソフト・ドラッグだと主張する支持者の見解を真向から否定している。
CNBは、大麻が中毒性があり有害であることを科学的根拠に基づいて示している麻薬統制委員会やその他団体の研究結果を支持している。
※ソース
Authorities worldwide give warnings after Thailand legalises weed
Thai embassies have also advised Thais against carrying cannabis into countries where it is illegal. Read more at straitstimes.com.