タイ商工会議所大学(UTCC)は8日、11月の消費者信頼感指数が47.9に上昇し、前月10月の46.1を上回ったと発表した。同指数は6ヵ月連続で前月を上回り、20カ月ぶりの高水準に達した。
11月は経済活動の改善と外国人観光客の増加によって後押しされたが、生活費の高騰は依然として懸念材料であることも明らかになった。
UTCCは、消費者信頼感指数が着実に上昇していることから、東南アジア第二の経済大国であるタイの経済が回復し始めたと消費者が確信していることがうかがえる述べた。
UTCCのThanavath Phonvichai学長は、今年の経済成長率を3.2%から3.3%、来年は3.5%から4.0%と予測したうえで、新年の消費額は約1000億バーツ(28億8000万ドル)と、通常とほぼ同じになると述べた。
タイ経済は引き続き観光部門が牽引し、今年は1000万人、来年は少なくとも2000万~2200万人の外国人観光客数が見込まれている。
タイはアジアで最も人気のある旅行先の1つであり、コロナ前の2019年には4,000万人の外国人観光客が訪れ、観光収入は1兆9100億バーツを記録した。
Phonvichai学長は、来年5月までに行われるタイの選挙では、少なくとも400億バーツの消費が見込まれ、0.2~0.3%ポイントの経済成長につながると予測している。
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