タイ商工会議所大学(UTCC)が12日に発表した9月の消費者信頼感指数(CCI)は44.6となり8月の43.7から上昇した。CCIは4ヶ月連続で上昇し、8ヶ月ぶりの高水準を記録した。
9月は新型コロナウイルスの感染率が低下したことやパンデミックによる規制が解除されたことで企業活動が改善。UTCCのThanavath Phonvichai会長は企業活動が再開されたため、消費者は国の経済が回復し始めたと感じていると述べた。
今後について同会長は原油価格の上昇やロシア・ウクライナ戦争の長期化による世界経済の減速など、懸念材料が山積しているため、消費者心理の改善が続くかどうか、引き続き監視する必要があると強調した。
一方で同会長は第4四半期のタイ経済は、主に輸出の伸びと観光業の回復から、より明確な回復を遂げるとみている。
UTCCは、輸出の拡大、観光業の回復、最低賃金の引き上げによって、第4四半期の経済成長率は3.5〜4%になると予測。また2022年通年の経済成長率を3.0〜3.5%、インフレ率を6〜6.5%、輸出の伸びを6〜8%と予想している。
Phonvichai会長は現在国内の複数の州で発生している洪水の被害にも触れ、国の経済成長率が0.15%ポイント低下する可能性にも言及した。
被害額は農業部門で約60〜80億バーツ、製造部門は約60〜120億バーツにのぼると予想されている。
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