新型コロナウイルス感染症対策センター(Center for COVID-19 Situation Administration, CCSA)は17日、タイへの入国規制をより緩和することを発表した。
7月1日以降、タイに入国する外国人に対してワクチン接種証明書または陰性証明書(未接種者)の提示は引き続き求めるが、事前申請手続き(タイランドパス登録)及び新型コロナウイルス感染症に対応する医療保険加入は廃止する。
また、マスクの着用に関しては、一部密な場所で推奨するものの、基本的には屋外・室内ともに着用義務が撤廃される。
タイは世界で最も人気のある観光地の1つでありながら、これまで外国人旅行者に対してPRC検査から医療保険加入まで複数の入国条件が課せられており、観光業界の回復を妨げていると批判されてきた。
コロナ前の2019年には4,000万人の来訪客を記録したが、昨年はわずか20万人にまで激減。今年4月1日からは、新型コロナウイルスワクチン接種完了者の入国の際に義務付けていた渡航前72時間以内のPCR検査を撤廃するなど規制を緩和したが、観光客数は想定したほど大きく伸びていない。
タイ政府は、入国規制と国内でのマスク着用義務をほぼ撤廃することで、国内総生産(GDP)の約12%を占める観光収入と同業界の雇用回復を急ぐ。
タイでは、これまで新型コロナウイルス感染で約3万人が死亡。新型コロナスワクチンのブースター接種も着実に進み、現在はワクチン接種完了率が80%を超え、感染者数は少なく、制御可能な状況にある。
※ソース

Thailand Pass for tourists, mask policy to be scrapped from July 1
Thailand has suffered more than 30,000 Covid-19 deaths overall, but has largely contained its outbreaks. Read more at straitstimes.com.