タイ政府は9日、大麻の栽培と大麻入り飲食物の消費を合法化した。これにより農業と観光部門を後押しすることを目指すが、娯楽での大麻吸引は引き続き違法とする。
新型コロナウイルスで経済が衰退したことから、政府は大麻を換金作物として、100万株の大麻を農家に無料配布し栽培を奨励する。
大麻の栽培を希望する者は政府アプリPlookGanjaへの登録が必要となる。保健省によると、これまですでに10万人近くがこのアプリに登録しているという。
タイでは2018年に医療用大麻を合法化したが、2022年1月にはタイの食品医薬品局(Food and Drug
Administration:FDA)が、大麻使用の合法化に向けて規制薬物リストから大麻を削除することを麻薬管理委員会に提案した。
今回の法改正では、幻覚作用や記憶への影響を及ぼす「テトラヒドロカンナビノール」の含有率が0・2%以下の大麻を規制薬物リストから除外した。
合法とする大麻商品を制限することで、高揚感、興奮、内面的な快楽を与える「ポット」、「ウィード」などの吸引を厳しく罰し、娯楽目的での大麻使用を阻止する。
法改正された9日には、大麻入りの飲み物やお菓子などを販売する店に買い物客が列を作った。関係事業者や消費者は法改正を歓迎しているようだ。
※ソース

Thailand legalises growing, consumption of marijuana
However, smoking pot is still against the law. Read more at straitstimes.com.
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