【タイ】5月の消費者物価指数、14年振りの高水準を記録

タイ
Wilfried StrangによるPixabayからの画像

タイ商務省は6日、5月の消費者物価指数(CPI)上昇率が前年同月比で7.1%だったと発表した。ロイターによる事前予想の5.78%や4月の4.65%を大きく上回った。

5月はエネルギー価格の高騰と一部の政府支援措置の終了により、インフレ率は約14年振りの高水準を記録した。物価上昇が続いた2008年の通年のインフレ率は5.5%だった。

エネルギーと生鮮食品の価格を除いたコアCPI上昇率は、事前予想の2.2%を上回る2.28%だった。

同省は、通年のインフレ率を中央銀行の目標である1-3%を上回る6%未満に予想。従来の予想4-5%から上方修正した。

商務省貿易政策・戦略事務局(TPSO)のロンナロン事務局長は、物価上昇は第3四半期も続き、第4四半期になって減速すると予想した。

プラユット・チャンオチャ首相は、今年通年のインフレ率を5%未満に抑えることを目指しており、ここまでの政府による商品の価格統制と支援措置により、物価上昇をうまくコントロールできていると強調した。

一方で、中央銀行は6月8日に金融政策委員会を開催するが、政策金利(翌日物レポ金利)を過去最低の0.50%に据え置き、年内は過去最低水準にある政策金利を維持するものとみられる。

※ソース

May inflation near 14-year high, but policy rate seen on hold
Thailand's headline inflation rose at a much faster pace than expected in May, hitting a high of nearly 14 years on soaring energy prices and the end of some go...
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