【タイ】GDPは観光業回復で加速、今後の見通しは政治状況次第

タイ
Wilfried StrangによるPixabayからの画像

タイ国家経済社会開発評議会(NESDC)が15日発表した第1・四半期GDP(国内総生産)は前年比2.7%増となり、市場予想の2.3%増を上回った。観光業の回復がタイ経済を支えた

今後の見通しについては、日曜日の投票で民主化政党が総選挙を制した後の政権移行がどれだけスムースに実行されるかにかかっている。

14日投開票のタイ議会下院(定数500)選挙では、リベラル系のガウクライ党(ムーブフォワード党)とタクシン元首相派のプアタイ党が合わせて287議席を占め勝利。

世論調査や政治アナリストはプアタイ党が第1党となると予想されていたが、革新的な政策を掲げるガウクライ党がプアタイ党をしのぐ勢いとなっている。

タイでは、軍によって任命された250人の上院議員が、選挙で選ばれた下院議員とともに、首相選びに投票することができるようになっている。これは、タイが政治的に安定した状態にあるかどうかを決定することになり、経済に対する投資家の信頼を獲得し、維持するための鍵となる。

タイ証券取引所のパコーン・ピーターワッチャイ所長は、ブルームバーグ・テレビのインタビューで、「この選挙後、政治状況と経済指標がはっきりすれば、市場はもっと魅力的になる」と述べた。

選挙の結果、野党が勝利したため、バーツは5週間以上にわたって上昇し、アジア新興国で今年最も高いパフォーマンスを示した国のひとつとなった。

※ソース

Thai economy accelerates in Q1 as tourism rebounds, outlook hinges on election outcome
The economy's outlook hinges on Thailand's ability to demonstrate political stability. Read more at straitstimes.com.
タイトルとURLをコピーしました