【タイ】塩税の導入、来年実施の可能性、生活習慣病予防対策の一環

タイ

タイ腎臓学会の会長で減塩ネットワークキャンペーンの議長も務めるスラサック・カンタチュベシリ博士によると、年内に予定されながら延期となっていた塩税の導入が2022年に実施される可能性がでてきた。

タイ人の1日平均のナトリウム(塩)摂取量は3,636mg(小さじ1.5杯)と世界保健機関が推奨する2,000mgを大きく上回っており、これまでも健康促進を目的に塩税の導入が議論されてきた。     

タイでは 塩分摂取量が多いことが原因だとみられる 高血圧、心臓病、糖尿病を抱える国民も少なくない。また人口の約10%にあたる700万人が慢性腎不全に苦しんでいる。

政府は2017年に砂糖税を導入することで甘い飲料水の糖度を下げるのに成功したように、今後10年以内に1日あたりのナトリウム摂取量を20%削減することを目標に掲げている。

タイでは、塩辛い食べ物、発酵肉、魚醤を食べる習慣があり、人気の定番であるインスタントラーメンには、WHOの推奨する1日の ナトリウム摂取量の80%がすでに含まれている。

タイ食品加工業者協会のトゥスト・タングサムバット会長は、塩分を多く含む「伝統的」で「本物の」食品に対する強い需要が依然としてあることを指摘したうえで、結果的に消費者に塩税の負担を押し付ける可能性があると述べた。

トゥスト会長によると一部の企業はすでにナトリウム含有量の少ないより健康的な食品を製造しているが、ニッチなターゲットグループを対象としているため、通常、こうした製品の価格は高いと述べた。

塩税は当面、インスタントラーメン、スナック、冷凍食品などの加工食品にのみ対象とされ、塩や魚醤のような調味料には適応されない見通しだが、課題が山積しているという業界内の声も少なくない。

ソース

Thailand plans to implement salt tax to promote healthier living
A salt tax, which was slated to have come into effect in Thailand this year but was deferred, could be implemented next year with a lead time of one or two year...
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