【タイ】人気のチェンマイで大気汚染、観光やビジネスに打撃

タイ
Gerd AltmannによるPixabayからの画像

タイ政府は4月10日、大気汚染が深刻化しているタイ北部の住民に屋外活動を避けるよう呼びかけた。第3の都市であるチェンマイでは先月数週間にわたり大気汚染が悪化し、呼吸器の症状を訴える患者が増加した。

大気汚染の影響で、チェンマイとその周辺の県では、高い汚染レベルが観光客を遠ざけ、地元住民を不安にさせている。

風光明媚な山の景色や寺院、シックなカフェで知られるチェンマイには、パンデミック前の2019年に1080万人が訪れたが、市内のホテルの予約率は低下し客室稼働率も45%まで落ち込んでいる。

タイホテル協会北部支部長のプント・タナロパニッチ氏は月曜日、水かけ祭りとしても知られるタイ旧正月のお祭り「ソンクラーン」が今週行われるのを前に客室稼働率が80%から90%になると予想していたが、遠く及ばない結果になりそうだと述べた。

チャンマイでは、3月に大気汚染の程度を示す空気質指数(AQI)が289を記録。4月10日には171まで緩和されたが、それでも世界保健機関(WHO)が推奨するレベルを19倍も上回っており、顔に(粉塵を)感じることができると嘆く観光客も。

タイでは昨年12月からタイとその近隣諸国における野焼きや森林火災が広がった影響で、全土で大気汚染が悪化している

タイのプラユット・チャンオチャ首相は先週、国境を越えたヘイズを抑制するため、国境地帯のホットスポットを減らすようラオスやミャンマーと調整中であると述べた。

※ソース

Pollution choking Thailand's north hits tourism, worries public
CHIANG MAI: High pollution levels in Thailand's northern city of Chiang Mai and surrounding provinces are keeping tourists away and alarming locals, with the go...
タイトルとURLをコピーしました