【タイ】キャッシュレス決済利用者、タイ人の9割

タイ

米クレジットカード大手のVISAが実施した消費者決済動向調査によると、タイ人の約9割が日常的にキャッシュレス決済を利用していることが明らかになった。このうち43%は1週間以上、現金決済を利用していないと回答した。

調査は2021年10月に実施。対象はタイ、カンボジア、インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、ベトナムのアセアン7カ国、6,520人。タイの消費者はこのうち1,000人だった。

調査の結果、タイの消費者の5人に3人(61%)が、前年よりも現金を持参することが少なくなったと回答。現金を持ち歩るくことが少なくなった上位3つの理由は、より多くデジタル決済を使用していること(77%)、現金の取り扱いによる感染の可能性を懸念していること(54%)、デジタル決済に対応する商店等が増えていること(45%)だった。

また、タイの消費者が近い将来完全にキャッシュレス決済となると予測している上位5つのカテゴリーは、コンビニエンスストア(67%)、請求書の支払い(64%)、スーパーマーケット(62%)、公共交通機関(56%)、食品および外食(55 %)だった。

キャッシュレス決済の方法については、東南アジア市場ではデビットカードとクレジットカードの使用が主流ではあるが、電子財布と非接触型決済がタイなど一部の市場で急速に普及しているという。

カードやスマートフォンをタップするだけで支払うことができる非接触型決済は、より速く、より安全で、より便利であることから小売店での購入や輸送手段の支払方法として、タイでは利用者が増加傾向にある。調査では、回答者全体の約87%が非接触型カードの利用方法などについて理解しており、現在使用していない消費者のうち86%が非接触型カードによる決済に興味があると回答した。

さらにタイの消費者はすでに仮想通貨の利用も見据えており、回答者の69%は仮想通貨への投資に興味を示し、85%が仮想通貨での決済にも興味を示した。

※ソース

Will that be cash … or not?
Nearly nine in 10 Thais are now using some form of cashless payment in their daily lives, according to the latest Visa Consumer Payment Attitudes study. Among t...
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