【タイ】11月の輸出は6.0%減、予想以上の落ち込み

タイ
Markus DistelrathによるPixabayからの画像

タイ商務省が27日発表した11月の貿易統計によると、11月の輸出は世界的な景気後退と中国封鎖により前年同月比6.0%減と低迷した。

ロイター通信の世論調査では11月の輸出は前年同月比5.2%減と予測されていたが、市場予想以上の落ち込みとなった。輸出は10月の4.4%減に続き2ヵ月連続で減少。

11月は農産物および農業工業製品の輸出が前年同月比で2%減少し、工業製品は5.1%減少した。主要市場をみると米国への輸出が前年同月比1.2%増と伸びたものの、東南アジアと中国への輸出がそれぞれ9.5%減、9.9%減と落ち込んだ。

2022年1~11月期の輸出は前年同期比7.6%増で、同省の通年輸出増加率目標4%を上回った。

11月の輸入は、事前予測の0.8%減に対し、前年同月比5.6%増となった。多くの輸入品は、再び出荷される商品の生産に使われるもの。貿易赤字は予想の2億米ドルを大きく上回る13億4千万米ドルを記録。

また、工業省が27日に発表した11月の工場生産高は前年同月比5.6%減だった。世界的な需要の鈍化により、ここ2年強で最大の減少となり、同省では12月のさらなる落ち込みを予想している。工業製品はタイ輸出全体の約8割を占める。

2023年のヘッドラインインフレ率(総合インフレ率)目標については、タイ中央銀行(BoT)が今年と同じ1~3%とすることが27日に閣議決定されたと、政府のトラジャリー・トレーソラナクン報道官が記者団に語った。

※ソース

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