タイ国政府観光庁は、観光収入を年末までに6000億-7000億バーツ(2兆2,800億-2兆6600億円)に引き上げることを目標とし、インド人の結婚式や新婚旅行の観光促進を強化する。
数十億ドル規模とも言われるインドのブライダル産業から押し寄せる需要を取り込むことで、観光収入の拡大を目指すと、観光庁のシリパコーン・チェオサムート副長官がロイター通信のインタビューで語った。
同副長官は、「過去2年間のデータでは、結婚したものの、ハネムーンの場所が見つからなかったり、タイを含む海外で披露宴を行いたいために結婚を延期したインド人カップルが多かった」と述べた。
タイでのインドスタイルの結婚式は1週間にも及び、イベントの企画からケータリング、装飾、輸送まですべてを含むため、1000万~3000万バーツ(約3,800万~1億1,400万円)かかることもある。
タイで行われるインド人の結婚式の約60パーセントがインド在住者であることから、ムンバイとニューデリーのタイ観光庁の担当者はウェディングプランナーとのパートナーシップを拡大しているという。
タイは、経済成長の原動力として観光に大きく依存。観光業がGDPの12%を占めていた2019年にタイを訪れた外国人観光客は4000万人近くを記録したのに対し、2021年はパンデミックにより42万8000人にまで激減した。
今年1月から8月28日までにタイを訪れた外国人観光客は420万人で観光収入は1860億バーツ(約7,060億円)。2022年通年では1000万人の入国が見込まれている。
※ソース

Thailand looks to Indian weddings to boost tourism revenue
Indian weddings in Thailand can cost 10 million to 30 million baht and can last up to a week. Read more at straitstimes.com.