【タイ】中銀、政策金利を0.75%へ引き上げ

タイ
Carina HofmeisterによるPixabayからの画像

タイの中央銀行は8日、政策金利を引き上げ、経済の回復を妨げることなくインフレと戦うために、今後も慎重な動きを続けることを示唆した。金利が引き上げられたのは2018年12月以来。

金融政策委員会は、ブルームバーグの調査で27人のエコノミストのうち24人が予想したように、政策金利を0.25ポイント引き上げ0.75%とすることを決定した。残りは0.50%ポイントの利上げを予想していた。

中央銀行は今後数ヶ月にわたり目標以上のインフレに対応するため、後で大幅な利上げが必要になるリスクを避けるため早めに利上げする必要性を訴えていた。

アーコム・タームピッタヤパイシス財務相は6日、経済成長を維持する必要性を強調し、タイは、連邦準備制度の引き締めに対応してそれぞれ1.0ポイント以上政策金利を引き上げたフィリピンやインドとは若干異なる道を歩むことになるとして、緩やかなアプローチを好んでいた。

タイ中央銀行は声明で、”政策金利は長期的に持続可能な成長と一致する水準に正常化されるべきである “と述べた。

野村ホールディングス(シンガポール)のチーフ・アセアン・エコノミスト、ユーベン・パラクエレス氏は、「今回のガイダンスは、中央銀行がこれ以上積極的になることはない、という極めて明確なものだった」と述べた。

タイ政府は、今年の経済成長率を見ており、6月の中央銀行予想と一致している。2022年の成長率ペースは東南アジアで最も遅い国の1つとなりそうだ。

ただし、中央銀行のピティ・ディシアタット副総裁は政策金利を0.25ポイント引き上げたことで、今年のGDP成長率予測が上方修正される可能性があると述べた。

※ソース

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