財政省、天然資源環境省、国連開発計画(UNDP)は4月12日、ハノイで廃棄物処理に関するセミナーを開催。セミナーに参加した世界銀行によるとベトナムの国内廃棄物処理への支出は世界水準を下回っていることが明らかになった。
世界の廃棄物処理への支出割合(平均)はGPDの0.5%であるのに対し、ベトナムではわずか0.23%で世界銀行の勧告よりもはるかに低い水準だという。廃棄物処理には毎年14兆3000億ドン(6億1000万米ドル)が費やされている。
世界銀行の環境専門家であるAshraf EL-Arini氏によると、この金額は、ゴミの収集と運搬に十分なだけで、処理にはさらに多くの費用が必要だという。同氏は、ベトナムは固形廃棄物を適切に処理するために少なくとも27.7兆ドンを費やすべきだと述べた。
世界銀行によると、ベトナムは毎日推定64,000トンの国内固形廃棄物を廃棄しており、そのうち都市部では35,000トンを廃棄しているという。
また、年間370万トンのプラスチック廃棄物が発生し、リサイクルのために回収されるのはわずか11%で、昨年のプラスチック廃棄物量はベトナムが世界第4位となった。
UNDPの代表は昨年7月、ハノイで開かれた会議で、ベトナムはプラスチック廃棄物をリサイクルしないことで毎年約30億ドルを「浪費」していると指摘。資源環境省が昨年発表したデータによると、ベトナムで毎日排出される固形廃棄物の7%にあたる約2,500トンをプラスチック廃棄物が占めている。
同省は2019年、ベトナムでは年間約2550万トンの廃棄物が発生し、5つの処理方法–燃やして発電、微生物肥料にする、埋設、ガス化、焼却–が用いられていると発表している。
※ソース

Vietnam spends too little on handling waste: WB - VnExpress International
Vietnam's spending on domestic waste treatment accounts for 0.23% of its GDP compared to the global rate of 0.5%, the World Bank said Wednesday at a seminar in ...