情報セキュリティ企業カスペルスキーによると、ベトナムでは昨年、ユーザーや企業を狙ったパスワード攻撃が東南アジアで最多となる2,600万件近く発生した。
ブルートフォースアタックと言われる「総当たり攻撃」によるパスワードを解読する方法で、同域内で発生したパスワードや暗号鍵を解読するために試行錯誤を繰り返すハッキングの40%以上をベトナムが占めた。
ベトナムに次いで多かったのは、インドネシア(1,171万件)、タイ(1,021万件)、シンガポール(606万件)だった。
カスペルスキーのアジア太平洋地域担当マネージング・ディレクターであるエイドリアン・ヒア氏は、ブルートフォース攻撃は企業にとって軽視できない脅威であると述べた。
従業員が安全でない無線LANネットワークで仕事をしたり、リモートアクセスツールを使用したりすると、必ずハッキングされる危険があるという。また、AIの進歩はデータ盗難をより速く、より大量に発生させる。
リスクを減らすために、ユーザーは特殊文字を含むパスワードを使用し、二要素認証を有効にし、使用していないときはリモート・デスクトップ・プロトコルを無効にする必要がある、と同氏は付け加えた。
※ソース
Vietnam tops Southeast Asia in password cyberattacks - VnExpress International
Vietnam suffered nearly 26 million password attacks aimed at users and businesses last year, the highest in Southeast Asia, according to cybersecurity firm Kaspersky.