世界最大規模のコーヒーチェーン、スターバックスコーヒーは8年間営業を続けたハノイのLan Vien店を6月30日をもって閉店する。ベトナム国内での閉店は昨年の2店舗に続き3店舗目となる。
スターバックス・ベトナムは昨年、ハノイ市ホアンキエム区とホーチミン市1区でそれぞれ1店舗を閉鎖した。同社のパトリシア・マルケスCEOは今年初めに、家賃の問題を理由に店舗数を増やすことは厳しくなっていると述べた。
一方で同CEOは、コーヒーチェーンが進出していない都市部を対象に、事業を拡大していくことに強い意欲を示した。
同社は、中心市街地ではコーヒーをテイクアウトで注文する顧客が増加傾向にあることから、テイクアウトメニューを提供する小さなコーヒースタンドを開業することを検討しているという。
現在スターバックスは国内で78店舗展開。競合では、コーヒーチェーン最大手のハイランズコーヒーが500店舗、ザ・コーヒーハウスが156店舗それぞれ運営している。
新型コロナウイルスのパンデミックによる影響で飲食店の多くが大きな打撃を受け閉鎖に追い込まれたなか、国内のコーヒーチェーンも事業の縮小を余儀なくされているようだ。
昨年、ザ・コーヒーハウスは20店舗以上を閉鎖。またハノイ発の豆乳カフェチェーン、ソヤ・ガーデンはホーチミンから撤退し、ハノイ市内の8店舗を残すだけとなった。
※ソース
Starbucks closes third Vietnam outlet - VnExpress International
Starbucks Vietnam will close its Hanoi outlet after eight years, following the closure of two locations in Vietnam last year.
e.vnexpress.net