【ベトナム】大手コーヒーチェーンの中国進出でベトナム産コーヒーが注目

ベトナム
Hai Yen NguyenによるPixabayからの画像

ベトナムの大手コーヒーチェーン、チュングエンレジェンドグループが9月下旬、上海で中国1号店を開業し、中国市場での今後の展開が注目されている。

チュングエン・レジェンドは今後5年で中国に1,000店舗をフランチャイズ展開する目標を掲げている。

中国では、米スターバックスが同じく9月下旬に上海に中国本土6,000店目の店舗をオープンしたが、チュングエンレジェンドは中国の富裕層向けにスターバックスに対抗する構えだ。

チュングエン・レジェンドの飲み物の価格は現地基準からすると高めで、スターバックスのラテが28~34元なのに対し、28~38元に設定されている。World Coffee Portalのデータによると中国の上位5つのコーヒーチェーンにおけるラテの平均コストは、2021年に19.24元だった。

チュングエンレジェンドの上海店のメニューは、ベトナムの有名な「エッグコーヒー」などのドリンクのほか、バインミー、フォー、フエ牛肉麺、ブンチャー、生春巻きなど、ベトナム料理も多く取り揃えている。

ベトナムで「コーヒー王」として知られるダン・レ・グエン・ヴー会長が経営するチュングエンは2018年にForbes Vietnamが発表した「最も価値のあるブランド40」の1つに選出された。

ベトナムでは数少ない国産コーヒーの先駆者であり、もともとその加工品ブランドは海外でも人気で、中国にとってベトナムはコーヒーの輸出国として3番目に大きく、チュングエのインスタントコーヒー・ブランドG7は、2019年に中国のブランド格付け・コンサルティング機関Chnbrandによる「インスタントコーヒーおすすめ」ランキングで1位を獲得している。

モルドーインテリジェンスのデータによると、中国のコーヒー市場は2022年から2027年にかけて年10.4%成長するという。2021年、ベトナムは中国に約1億2840万米ドル相当のコーヒーを輸出し、2020年から34%増加した。

※ソース

https://www.businesstimes.com.sg/asean-business/mobile-spotlight/from-china-to-the-us-caffeine-lovers-are-waking-up-to-the-smell-of
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