日本市場におけるベトナム産ドリアンの需要が高まっており、日本のスーパーでは現在1kgあたり17~18ドルとこれまでの約2倍の価格で販売されている。輸入コストの上昇と需要量が供給量を上回っていることが主因だ。
日本へ生鮮果物を輸出するJVソリューションのグエン・フィ・トアンCEOは、ドリアンは日本と中国の両方で人気が高いこともあり、同社が日本市場へ供給するドリアンが不足することもあると述べた。同社はこれまで、24トンのドリアンを船便で、数トンのドリアンを航空便で日本へ輸出している。
現在、日本におけるベトナム産ドリアン1kgの価格は、タイ産ドリアンより3ドルほど安いが、フィリピン産ドリアンより3〜4ドル高い。
在日ベトナム人商務参与のタ・ドゥック・ミン氏によると、今年の最初の2ヶ月間で日本が輸入した生ドリアンの数量はベトナム産がタイ産を上回った。
同氏によるとベトナム産のドリアンは、同国産リュウガンと並んで、日本市場向けに最も売れている果物で、日本での購入者のほとんどは、中国や東南アジア出身の人々だという。また、日本人の間でもベトナム産ドリアンの人気が高まっているようだ。
ベトナムは今年、野菜や果物(主にドリアン、ライチ、ドラゴンフルーツ)の海外輸出で昨年比20%増の40億ドル以上の利益を見込んでいる。
産業貿易省によると、ベトナム産ドリアンは中国市場で急成長しており、今年の1‐2月の輸出額は前年比291%増の5,690万ドルだった。
※ソース
Vietnamese durian prices double in Japan - VnExpress International
A kilogram of Vietnamese durian currently sells for -18 in Japanese supermarkets, double last year’s price due to higher import costs and more demand than supply.