【ベトナム】猛暑と乾燥が続き節電対策を実施、薄着も奨励

ベトナム
Haynie C.によるPixabayからの画像

エルニーニョ現象の影響でここ数週間、猛烈な暑さと乾燥に見舞われてるベトナムでは、薄着を奨励したり電力使用量の削減を呼びかけるなど節電対策を実施している。

ベトナム最大の都市であるホーチミン市では、工場やショッピングモール、学校などに対し、エレベーターや廊下の照明の使用量を半分にするよう要請している。また、街灯の照明も半分にし、市民には快適に過ごすため重ね着しないよう呼び掛けている。

こうした節電対策は、ベトナム電力グループが今週になって自治体当局に対し電力使用量を5〜10%削減するよう呼びかけたことに続くもの。

ベトナムでは猛暑と乾燥が続き、水力発電への依存度が高く、リスクに繋がっていることが浮き彫りになっている。国営電力会社は、国内の主要な貯水池の多くが100年に一度の低水準に近づいていると警告している。

国内で使用される電力の約3分の1は水力発電によるもので、最新の年次統計によると、干ばつに対するハザード(危険)、脆弱性が高まっているという。

エルニーニョ現象の影響で、今月初めにベトナムとラオスで気温が記録的な高さになり、中国の一部の都市ではこの夏に向けて電力不足に陥るのではないかと言われている。

昨年のエネルギー価格の高騰の影響は緩和されたものの続いており、電力需要の急増が再度価格高騰を加速させるのではないかと懸念されている。

※ソース

‘Wear less-stuffy clothing’: Vietnam’s biggest city tries to save power as heat hits grid
Ho Chi Minh City has asked factories, malls and schools to turn off half their elevators and hallway lights. Read more at straitstimes.com.
タイトルとURLをコピーしました