タイで燃料価格の高騰と異常気象による農作物不足を背景に、ガパオライスやカオマンガイ、麺類など日常的な「一皿料理」の価格上昇が広がっている。タイ商務省傘下の貿易政策戦略局(TPSO)によると、4月の総合インフレ率は前年同月比2.89%となり、3月の0.08%から急上昇した。過去3年2カ月で最高水準となる。
背景には、中東情勢の不安定化に伴うエネルギー価格の30.23%上昇がある。物流費の増加に加え、深刻な熱波による野菜不足が重なり、これまでコスト増を吸収していた屋台や飲食店も値上げを余儀なくされている。
TPSOの調査では、人気料理7カテゴリー・計1,396品目のうち約1割で価格改定を確認。地域別では南部で最大25%の値上がりがみられたほか、東北部やバンコク首都圏でも大幅な上昇が続いている。
急速な物価上昇を受け、市場では景気停滞とインフレが同時進行する「スタグフレーション」への懸念も浮上している。ただ、TPSOは高失業率やGDP成長停止には至っていないとして、現時点では正式なスタグフレーションには該当しないとの認識を示している。
専門家は、食品価格の上昇圧力が外食メニューにとどまらず、食品・飲料全体へ波及する可能性が高いとみており、家計負担の一段の拡大が懸念されている。
※ソース
Thais feel the pinch as prices of ‘single-dish’ staples surge amid rising fuel costs
Nearly 10 per cent of 1,396 items surveyed had immediate price adjustments. Read more at straitstimes.com. Read more at straitstimes.com.


