シンガポールの生活用品小売チェーン「Japan Home」が、6月以降、複数店舗を閉鎖している。8月18日にThe Business Timesが9店舗を確認したところ、3店舗が閉鎖され、複数店舗が「棚卸し」を理由に営業を停止していた。一部店舗ではValu$の商品が並び、Valu$の制服を着たスタッフも確認された。
Japan Homeは6~7月、Hougang Mall、Century Square、Northpoint City、HarbourFront Centre、Buangkok Squareの5店舗で閉店セールを実施。7月21日付で会員制度「JFUN & Gold Membership Programme」も終了し、8月18日には未使用ポイントなどが失効した。
店舗スタッフによると、背景には「経営体制の変更」があり、BedokやWoodlandsなどではValu$との共同運営が始まっているという。今後、同様の形態に移行する店舗が増える可能性もある。一方、Valu$側はJapan Homeを全面的に置き換えるものではないと説明しており、現時点で買収が正式に確認されたわけではない。
Japan Homeは1991年に香港で創業し、1999年にシンガポールへ進出。2026年6月時点では34店舗を展開していた。しかし業績は悪化しており、2025年4月期の税引後損失は230万シンガポールドルと、前年の85万8,596シンガポールドルから2倍以上に拡大。2024年4月期の売上高も5,370万シンガポールドルから5,170万シンガポールドルへ減少していた。
長年シンガポールで展開してきたJapan Homeは、業績悪化を背景に店舗網と運営体制の大幅な再編に入った可能性がある。今後、Valu$との関係が単なる共同運営にとどまるのか、事業譲渡や買収に発展するのかが注目される。
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