【シンガポール】Sea社、デジタル金融事業を「Monee」に刷新

シンガポール

東南アジアのテック企業Sea社は5月8日、デジタル金融サービス事業の世界本社をシンガポール・ワンノースのRochester Commonsに開設した。併せて事業ブランドも「SeaMoney」から「Monee(モニー)」へと変更し、地域のフィンテック・エコシステム構築を加速させる。

新本社は17階建てビルのうち10フロア、総面積20万平方フィートを使用し、当初約1,000人、最大1,500人の金融専門人材が勤務可能である。

Moneeは今後、東南アジア各国のデジタル銀行をシンガポール拠点の銀行グループに統合予定で、既にMariBank SingaporeとSeaBank Philippinesが傘下にある。2014年の設立以来、Moneeは東南アジア最大級のデジタル金融プラットフォームに成長し、インドネシア、マレーシア、フィリピンなどにも展開している。

シンガポールでは、商品管理や不正対策などに特化した複数の専門拠点(CoE)を設け、金融システムの信頼性維持に寄与する。

傘下のMariBankは、シンガポール初の個人・法人向け海外送金サービスを4月に開始。13カ国の取引先に10通貨で送金可能となり、利便性が向上した。

開所式に出席したタン・シーレン人材担当大臣は、「Shopee」で購入した超音波クリーナーのエピソードを交えて、Sea社の存在が小売業や地域経済に新たな成長機会をもたらしていると称賛した。

Sea社のフォレスト・リー会長兼CEOは、シンガポールの支援に感謝を述べ、「この地から東南アジア全体の金融発展に貢献していきたい」と意気込みを語った。

開所日である5月8日は、同社が16年前にシンガポールで創業した日と同じであり、原点回帰の意味も込められている。

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