インドネシアは2025年から、プラボウォ・スビアント次期大統領が推進する無料食事プログラムを開始するため、数千の調理施設を設置する予定である。このプログラムの目的は、インドネシアの栄養失調問題を解消することである。
プラボウォ氏は10月20日に正式に大統領に就任し、プログラムの初期段階では年間71兆ルピアを費やし、約2,000万人の学生に無料で食事を提供する。最終的には、妊婦を含む約8,300万人がこのプログラムの対象となり、年間で約280億米ドルものコストが見込まれている。
国家栄養機関のダダン・ヒンダヤナ局長によると、2025年にはまず5,000の「サービスユニット」と呼ばれる調理施設を設置し、2027年には30,000施設に拡大する予定である。この施設は調理場としてだけでなく、地元の農産物を購入する拠点にもなり、100万件以上の新しい雇用を創出する見込みである。
このプログラムのために必要な食材は、米312,000トン、鶏肉546,000トンまたは46億8,000万個の卵、牛乳9億3,600万リットル、そして野菜546,000トンにのぼるとされる。
1つの調理施設は3,000人の子どもに対し、1日あたり200kgの米、350kgの鶏肉または3,000個の卵、600リットルの牛乳、350kgの野菜を消費すると見積もられている。
また、ダダン局長は、食材の調達は地元の農家を優先し、供給状況に応じてメニューを調整する方針であると述べている。
※ソース
Indonesia to open thousands of kitchens as free meals initiative starts in January
When running at full scale, 83 million recipients will receive free meals at a cost of billion a year. Read more at straitstimes.com.