マレーシア国内でデング熱の感染が急拡大している。保健当局の最新統計によれば、今年の累計感染者数は 42,848件 に達し、前年同期比 34.8%増 と大幅な増加を示した。死亡者数も 19人から34人へと78.9%増 となり、深刻な状況が続いている。
感染拡大の背景には、高温多湿の気候が長期間続き、デング熱を媒介する ネッタイシマカ(Aedes mosquito) の繁殖が活発化していることがある。都市部では排水不良や水たまりの増加により、蚊の発生源が拡大しているとみられる。
デング熱は、感染した蚊に刺されることで発症するウイルス感染症であり、人から人へ直接感染することはない。ウイルスは4種類存在し、一度感染しても別の型で再感染する可能性がある。主症状は高熱、頭痛、眼窩部痛、筋肉痛、吐き気、発疹などで、通常2〜7日間持続する。重症化した場合には腹痛、持続する嘔吐、出血傾向、意識障害などが生じ、迅速な医療介入が必要となる。
治療に関しては、WHOおよびマレーシア保健省が パラセタモールの使用を推奨 している。一方、アスピリンやイブプロフェンなどのNSAIDsは出血リスクを高めるため、使用を避けるよう注意喚起が行われている。
予防策としては、十分な水分補給と安静のほか、虫よけ剤の使用、長袖着用、蚊帳の利用など、蚊に刺されないための対策が求められる。また、家屋周辺の水たまりを除去し、蚊の繁殖源を減らすことが重要とされる。
保健当局は、感染者数および死亡者数の増加を踏まえ、国民に対し 早期受診、適切な症状管理、蚊の発生源対策の徹底 を強く呼びかけている。今後も気候条件が蚊の繁殖に適した状態が続く可能性があり、警戒が必要だ。
※ソース

Dengue cases in Malaysia are rising: What you need to know
MALAYSIA is seeing a worrying increase in dengue cases. As of this year, 42,848 dengue cases have been reported nationwide, a 34.8% increase from 31,790 cases during the same period last year. More co…

