マレーシア政府は、イーロン・マスク氏の人工知能(AI)チャットボット「Grok」が人物の性的に強調された画像を生成したとして批判が高まったことを受け、ソーシャルメディア規制の見直しを検討している。
通信相のファーミ・ファズル氏は1月22日、国会で、国内でライセンス登録を義務付ける対象となる最低利用者数の基準を変更する可能性について調査していると明らかにした。現在、Grokを提供するマスク氏のX(旧ツイッター)は、マレーシア国内の利用者数が800万人に達していないとして、ライセンス制度の対象外となっている。
これについてファーミ氏は、「これほど大きな問題が発生した以上、基準を見直す」と述べ、「利用者が800万人未満であっても、オンライン上の被害が存在しなくなるわけではない」と強調した。
マレーシア通信・マルチメディア委員会(MCMC)は2025年12月、ライセンスを取得したソーシャルメディア事業者は、利用者の安全に対する明確な責任を負い、国内の法規制を順守しなければならないとしている。現在、バイトダンスのTikTokや、メタ・プラットフォームズのInstagram、Facebookなどがライセンスを取得している。
マレーシア政府はこれまで、利用者保護が不十分であるとしてXに法的措置を取る可能性を示してきたほか、性的コンテンツを生成したとしてGrokを一時的に禁止していた。ファーミ氏は22日、MCMCがX側による安全対策の改善を確認すれば、Grokに対する規制を解除する用意があると述べた。
同氏によると、1月21日に行われた政府とXの協議で、X側はGrokに必要な予防措置をすでに実施したと説明し、XおよびGrokアプリ上で有害なコンテンツの拡散を防ぐため、引き続き協力する姿勢を示したという。
ファーミ氏は「会合で示された対応について、正式な確認を求めた」と述べ、MCMCがその内容を確認したうえで、追加の措置を検討するとしている。
※ソース



コメント