シンガポールのチャンギ空港は、英国の航空サービス調査会社Skytraxが発表した2026年の「世界最高の空港」に選出された。前年に続く2年連続の首位であり、2000年の同賞創設以来、通算14回目の受賞となる。これは同賞における最多記録である。
同空港はこのほか、「アジア最高の空港」「空港内飲食部門で世界最高」「入国審査サービスで世界最高」に加え、年間旅客数6,000万~7,000万人規模の空港部門でも首位を獲得した。2025年の旅客数は約6,998万人に達している。
授賞式は3月18日にロンドンで開催され、運営会社であるChangi Airport Group(CAG)の最高経営責任者ヤム・クム・ウェン氏が出席し、各賞を受領した。
ランキングでは、韓国の仁川国際空港が2位、日本の東京国際空港が3位、香港国際空港が4位、日本の成田国際空港が5位に入った。
また、空港併設のクラウンプラザ チャンギ エアポートは、「世界最高の空港ホテル」および「アジア最高の空港ホテル」に選出され、11年連続の受賞となった。
評価は、2025年8月から2026年2月にかけて、100以上の国籍の空港利用者を対象に実施されたSkytraxの国際調査に基づくものだ。利用者はチェックイン、到着、乗り継ぎ、商業施設、保安検査、入国審査、搭乗といった各プロセスにおける体験を総合的に評価した。
チャンギ空港は2013年から2020年まで8年連続で首位を維持し、同賞史上最長の連続受賞記録を持つ。その後、2021年と2022年はカタールのハマド国際空港や羽田空港に首位を譲ったが、2023年に首位へ復帰。2024年は再びハマド国際空港に次ぐ2位となっていた。
CAGの広報担当者は、「航空業界にとって厳しい環境が続く中での受賞を大変光栄に思う」とコメント。利用者およびパートナーへの謝意を示すとともに、2030年代半ばに開業予定の第5ターミナルを見据え、世界最高水準のサービス提供と次世代の空港体験の創出に引き続き取り組む姿勢を示した。
一方、ハマド国際空港は3月17日付の声明で、2026年の同賞を含む外部業界イベントへの参加を見送る方針を表明した。このため本年のランキングには含まれていない。同空港は「乗客および従業員とその家族の安全と福祉が最優先である」とし、航空業界の理解に謝意を示した。
なお、カタールを含む中東地域では、米国およびイスラエルとの戦争を背景に、イランによる報復攻撃が続いており、航空業界にも影響が及んでいる。
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