【シンガポール】ナショナル・ギャラリー、飲食施設を刷新

シンガポール
Smoke & Mirrors bar, located at National Gallery Singapore, will shut on March 15.PHOTO: SMOKE & MIRRORS

ナショナル・ギャラリーでは、バー「Smoke & Mirrors」と広東料理レストラン「Yan」が3月15日をもって営業を終了する。これに先立ち、2024年11月30日にはイタリアンレストラン「Gemma」と、ミシュラン一つ星の「Art di Daniele Sperindio」が9年間のリース契約を満了し、閉店した。

ギャラリーの声明によると、飲食施設の刷新は「来館者の傾向やF&B(飲食)業界の動向を考慮し、業界専門家やアドバイザーとともに数カ月にわたり検討を重ねた結果」としている。既存のテナントには2024年4月に「テナント構成の見直し」について通知され、新旧の事業者を対象に新たなコンセプトの提案が募られた。また、契約延長は6カ月から1年の範囲で認められたが、早期退去を選択するテナントもあった。

カフェ「Courtyard Cafe」は4月中旬まで営業を続ける予定であり、その後、アレクサンドラ・セントラル・モール内の新店舗「Food Principle」に移転する。同店は3月7日に開業し、スタッフも異動する予定である。さらに、日本食レストラン「Hachi」は4月12日にギャラリーを離れ、7月にはタンジョン・パガーの新ビジネスセンター「ケッペル・サウス・セントラル」へ移転することが決まっている。

現存するテナントのうち、館内に残るのは3つ星のファインダイニング「Odette」とプラナカン料理の「National Kitchen by Violet Oon」の2店舗のみとなる。ギャラリー側は、これらの店舗が「食を通じて来館者とアートや文化をつなぐ」というギャラリーの理念に適していると説明している。

今回の閉店は、シンガポール全体で進む飲食店の閉店の流れとも一致している。最近では「The Manhattan Fish Market」や、2月17日に閉店した英国レストラン「The English House」などが営業を終了した。また、日本食レストラン&バー「Tanuki Raw」もジュエル・チャンギ空港店を4月上旬に閉店する予定である。

※ソース

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