【シンガポール】ジェットスター・アジア、7月末運航終了で500人解雇

シンガポール

シンガポールを拠点とする格安航空会社ジェットスター・アジアは、親会社であるオーストラリアのフラッグキャリア、カンタス航空による「戦略的再編」の一環として、7月31日をもって運航を終了する。

この閉鎖により、シンガポールで勤務する従業員500人以上が解雇される見込みである。同社は声明の中で、カンタス・グループ内外での雇用機会の提供や退職手当など、様々な支援策を講じると説明している。

ジェットスター・アジアは6月11日の発表で、7月31日の最終運航日まで、シンガポール発の便を段階的に減便しながら運航を継続するとしている。

カンタスによれば、ジェットスター・アジアの運航終了により、アジア域内の16路線が影響を受ける。一方、ジェットスター・エアウェイズ(JQ)およびジェットスター・ジャパン(GK)によるアジアへの運航には変更はない。また、ジェットスター・エアウェイズのオーストラリア発着の国際便についても影響はないとしている。

ジェットスター・アジアは、バンコク、マニラ、ジャカルタ、クアラルンプールなど東南アジアの主要都市に加え、バリ、スラバヤ、スリランカのコロンボなどにも就航している。チャンギ空港では週に約180便を運航し、2024年には約230万人を輸送。これは同空港の総旅客数の約3%を占める。

今回の発表によって影響を受ける予約客には、払い戻しや代替便の案内が直接行われる予定である。ジェットスター・アジアはチャンギ空港ターミナル4を拠点としており、利用者向けに専用の情報ページを設けているほか、公式サイトの「トラベルアラート」ページでも最新情報を随時更新する。

しかし、複数の利用者がストレーツ・タイムズ紙に対し、ウェブサイト上での払い戻し申請ができず、カスタマーセンターからも十分なサポートが受けられないと不満を訴えている。また、6月11日の便で遅延が生じたことに対して落胆する声もあった。

同紙の取材によると、ジェットスター・アジアは6月11日午前、機内でクルーが突然の発表を知ることのないよう、チャンギ空港での一部便の運航を一時停止したとみられる。この日には7便が欠航、11便が時刻変更となった。6月12日の出発予定にも、少なくとも5便の欠航が確認されている。

9月にクアラルンプール行きの便を予約していた男性は「運航終了日以降の予約を停止すべきだった。それをせずに突然こんな発表をするとは、裏切られた気持ちだ」と語った。

ジェットスター・アジアは、ここ数年で供給業者のコストや空港使用料、航空関連料金が高騰したことに加え、域内の供給過剰や競争激化も、撤退を決断した背景にあるとしている。カンタスのヴァネッサ・ハドソンCEOによれば、一部の供給コストは最大200%も上昇しているという。

今回の決定前、ジェットスター・アジアは2024年度において、利払い・税引き前で3,500万豪ドル(約2,930万シンガポールドル)の赤字を計上する見通しだった。

※ソース

Jetstar Asia to cease operations on July 31; over 500 employees in Singapore affected
It will continue to operate flights for the next seven weeks on a progressively reduced schedule. Read more at straitstimes.com. Read more at straitstimes.com.
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